帝王切開で生まれた子供のアレルギーは普通分娩の子供の五倍だそうです。
帝王切開で生まれた子供のアレルギーになる確率が高くなる原因として、免疫力が弱いからという考えがあります。免疫力が弱い原因は膣分娩の際に通る産道にある菌に接触していない(菌を口の中に取り入れることができない)ことにより、母親の腸内細菌を赤ちゃんの腸の中に取り入れることができないから言われています。
腸内細菌は免疫と深い関係があることは証明されています。
そこで海外ではvaginal seedingといわれる方法をとっているところがあります。
これはガーゼに妊婦の膣分泌液をしみ込ませ、それを帝王切開の際に産まれたての赤ちゃんの口や顔に塗るという方法です。なお、新しいやり方なので効果があるかないかについての論文によるデータはまだ出ていません。